Googleアナリティクスはアクセス解析ツールの鉄板で、これ1つさえあれば普通にアクセス解析する分には十分なレベルです。(しかも無料&高機能)
でもアナリティクスをある程度使い慣れてくると
「なんかレポート画面が見づらいな・・・」
「ユーザーの細かい行動を詳しく見てみたい」
と感じることも多いはず
そこで無料&高機能なアナリティクス以外のアクセス解析ツールをまとめました。
私自身が使って良かったなと思ったツールを厳選して紹介してきます。
目次
1.UserHeat(ヒートマップ記録)
UserHeat は読者の行動を「ヒートマップ」で表示してくれるツール
ヒートマップというのは簡単にいえば
- 読者がどこを熟読しているか
- 読者が記事のどこをクリックしたか
などをサーモグラフィのように記事上で表示してくれる機能のことです。
ヒートマップ上で赤に近い色ほど熟読されていて、逆に青に近い色ほどスルーされているということが分かります。
結構便利なツールなので読者の"動き方"を知りたい場合は導入してみましょう。詳しい導入手順(特にWordPress)は次記事で書いたのでご覧ください。
実際使ってみるとヒートマップの面白さが分かると思います。
ただし無料版の場合は 次の制限 があることに注意
- 解析できる幅・高さに制限がある
- 月30万PVを超えると計測がストップする
無料版ではこれだけの制限があります。が、それでもヒートマップツールとしては十分すぎるほど高機能なので導入してみる価値ありです。
そもそもアナリティクスだと直帰率とかセッション数とかの"数値"しか見れません。
一方 UserHeat だと読者がどういう動きをしているか分かるので動線とか配置のヒントになるかもしれませんね。
2.アクセス解析研究所(保存期間無制限)
アクセス解析研究所は次のような特長を持つアクセス解析ツールです。
- 基本的なデータ(直帰率やセッションなど)は全て記録可能
- 記録できるデータ種類が豊富でレポートも見やすい
- Googleドライブと連携させればデータ保存期間無制限
個人的に便利と思うのはGoogleドライブと連携で保存期間無制限にできるという機能
あとは複雑な操作をしなくても閲覧環境とかユーザー端末などの情報にアクセスできるのも地味に便利です。(アナリティクスだと操作が複雑で面倒・・)
詳しい導入手順や便利ポイントについては次記事でも解説したので是非ご覧ください。
WordPressはもちろん、アメブロ、はてなブログ、Seesaa、Blogger、FC2、・・・などなどあらゆるブログサービスにも対応しています。
その上レポートもかなり見やすいし、記録できるデータ種類も充実してます。アナリティクスの代用ツールとしては一番の有力候補かもしれません。
3.UserLocal(スマホ用アクセス解析)
UserLocalはスマホに特化したアクセス解析ツール
実際使ってみるとレポート画面ですぐにスマホ機種(Android・iOS)ごとのレポートに進みやすいのが便利でした。さすが「スマホに特化」と謳っているだけあります。
またそれだけでなく、次のようなデータが見れるのもユニークで面白いです。
- ユーザーの性別や年代(推測)
- ユーザーのネットリテラシーの高さ(推測)
推測ではあるものの性別や年代(10代、20代、30代、40代、50代以上~)が見れるのでユーザー層の分析がしやすくなります。
あとユーザーのネットリテラシーの高さ(初心者、中級者、上級者)を見れるのも他のツールにない面白い機能だな、と思いました。
ちなみに User Local の導入手順は次記事で解説したので興味のある方はそちらをどうぞ
解析できるページ数も無制限、月PVがいくら増えたとしても無料で利用できるのでアクセス解析初心者にも優しいです。
ただし1アカウントにつき3サイトまでしか登録できないことに注意
有料版もないみたいなので、それ以上のサイトは登録できないようです。まあこういう制限があるものの無料で3サイトまで解析できるなら十分だとは思いますが・・・
4.SimilarWeb(他サイトのアクセス解析)
これは他サイトのアクセス解析ができるツール
自分が所有していないサイトまで調べられるのが今まで紹介したツールと一味違います。
例えば他サイトに対して調べられる情報の例を挙げると次の通り
- 訪問者数、滞在時間、直帰率、PV、etc...
- 上位の検索キーワード(有料検索も含む)
- PC・モバイルでのアクセス数の割合
- 流入元(検索エンジン、SNS、etc...)
- 流入元のSNS(Twitter、Youtube、etc...)
普通のアクセス解析ツールなら訪問者数や滞在時間などが分かるのは当たり前のことです。
ですが SimilarWeb の場合は自分が所有していないサイトでも訪問者数や滞在時間、上位の検索キーワードなども調べることができます。
なので競合サイト・ブログがどういう戦略をとっているかとか、自分のサイトにない改善点を見つけるのに役立ちそうですね。
詳しい導入手順や使い方は次記事をご覧ください。
ちなみにこのツールだとサイト同士の比較もできて、自サイトと競合サイトがどれだけ差があるかを手軽にチェックできるのも便利な所です。
5.Search Console(検索アナリティクス)
Search Console はサイトを所有しているなら一度は使うおなじみのツール
別にアクセス解析専門のツールでないですが、「検索アナリティクス」から次のようなデータも確認できます。
- Google検索結果でのページ表示回数&クリック数(率)
- ページごとのクリック数(率)や検索順位
- 検索欄に入力された語句やフレーズ(検索クエリ)
特に検索クエリは実際に入力された言葉なので、タイトルとかデスクリプションを最適化するのに便利ですよね。
あと知ってる方も多いと思いますが、Serach Consoleには次の機能もあります。
- サイトマップの送信やインデックス数の確認
- 内部リンクや外部からの被リンクの確認
- インデックの再要求(Fetch as Google)
特にページを早く検索結果に表示してほしいときは Fetch as Google が便利なので使ったことのある人も多いはず
関連記事 : 「Fetch as Google」のメリットと使い方を徹底解説
もしまだ使ったことがないなら次記事でサイト追加の手順を解説したので、是非そちらをご覧ください。設定も数分有ればできます。
インデックスの再要求や検索順位などの重要な情報が分かるので、サイト・ブログ運営するのに絶対欠かせないツールです。
まとめ
以上ここでは次の5つのアクセス解析ツールについて紹介しました。
特に UserHeat はアナリティクスで使えないヒートマップが導入できるのでおススメ
またアナリティクスの代用と考えるなら アクセス解析研究所(次いで UserLocal ) が個人的に一番使いやすいなと思います。
フク郎
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