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アナリティクスのセッションの意味とは?超分かりやすく解説

Googleアナリティクスで分かりにくい用語の1つが「セッション」です。

アナリティクスを日常的に使っていてなんとな~く理解しているつもりでも正確な意味を知らない人は意外と多いかもしれません。

そこでここではアナリティクスでのセッションの意味を誰でも理解できるように分かりやすく解説していきます。

セッションの意味

セッションとはものすごく噛み砕いて説明するならある時間当たりのサイトやブログ内でのユーザーの行動の1単位のことです。

アナリティクスではセッション1つ当たりの時間はデフォルトで30分になっています。

これだけだと分かりにくいと思うので例を使って説明しましょう。

例えばあるブログにページA~Fまでの6つのページがあるとします。

そしてそのブログに誰かが訪れて次のような行動をしたと考えてみてください(カッコ内に書かれているのはそれぞれのページが見られていた時間)

セッション例 : ページA(10分)⇒ページB(5分)⇒ページC(15分)⇒ページD(15分)⇒ページE(10分)⇒ページF(5分)

ページAから始まりページFで終わっていて全ページの閲覧時間の合計はちょうど1時間になっています。

そして1セッションあたりの時間は30分なのでこのような行動は2セッションとしてカウントされます。

セッションの区切り方はちょうど次の図のようにページA~ページC(30分間)をセッションXページD~ページF(30分間)までをセッションYとすると分かりやすいでしょう。

ページA~C、ページD~Fまでを2つのセッションに分ける

ただしここでは1セッションあたりの時間を30分としていますがこれはアナリティクス上でのデフォルト値です。

セッションあたりの時間を変えればセッション数も変わるということに注意が必要です。

ここまでで分かるようにセッションはユーザーがどれだけブログ内を循環または滞在したかを知ることができる指標になっています。

なのでユーザーの2セッション目以降のセッション数を求めたいなら・・・

セッション数 - ユーザー数 = 2セッション目以降のセッション数

と求めることが可能で、この数が多いほどユーザーのブログ内での滞在時間が長いということです。

ここまで書いたことを簡単にまとめると次の通り

  • セッションはユーザーの一定時間当たりの行動単位
  • アナリティクス上では30分で1セッション

ユーザーがブログ内でどれだけの時間ページを表示しているかを表しているのがセッションという指標なのです。

セッション数は多ければ多いほどいい?

ここまででセッション数は一定時間(30分)当たりのユーザーの行動だと説明しました。

そしてユーザー数に対してセッション数が多いほど30分以上ブログを見ているユーザーが多いということです。

「それならセッション数が多いほど読者は熱心にページを見ているってこと?」

と思う方もいるかもしれませんが必ずしもそうとは限りません。

なぜならセッションというのはユーザーの行動までは知ることができないからです。

例えばあなたが何か調べ物をして役に立ちそうなページを見つけた時を考えてみてください。

そのページを開いて一通り記事を読み終わったら情報が手に入って満足して帰ったり、ついでに他の記事を読むことがあるかもしれません。

でもそのページを開いたままにして別タブで他のことを調べることも当然ありますよね?

人によっては別タブを開いてブログを書き始めたり、あるいは検索とは全く関係のないことをし始める人もいるかもしれません。

このようにページを開いた状態で別のことをしている場合でもセッションというのは計測され続けてしまうのです。

そのためユーザーが本当に自分のブログ記事を熱心に読んでいるかどうかはセッション数から知ることはできません。

なのでユーザーが行動しているかを知りたいなら次の指標を見る方が確実です、

  • ページビュー数
    ユーザーが実際に開いたページの数。いわゆるPVのこと
  • ページ / セッション
    1セッションあたりの平均ページビュー数

セッションはユーザーの行動時間だけしか知ることができないのでセッション数が多いからと言ってユーザーがブログ内を移動しているとは限りません。

ユーザーが他の記事を見ているかどうかなどの具体的な行動は「ページビュー数」や「ページ / セッション」に反映されるのでそちらを見るようにしましょう。

その他のアナリティクス用語

セッション」の他にもアナリティクス用語には次のものもあります。

  • ユーザー数
  • 平均セッション継続時間
  • 直帰率
  • ページビュー数
  • ページ / セッション

特に「セッション継続時間」や「直帰率」は誤解されやすい用語かもしれません。

これらの用語の詳しい意味については次の記事でまとめました。

セッション数、直帰率など誤解しやすいアナリティクス用語を丁寧に解説
Googleアナリティクスでは普段聞きなれない用語が使われています。そして分かっているつもりでも意外と意味を誤解していることも多いのではないでしょうか。そこでここではアナリティクスで誤解しがちな用語の正しい意味について解説していきます。

難しそうな用語でも実際はそれほど難しい意味はありません。

ただ誤解しやすい用語が多いので間違った解釈をしないように注意したいですね。

まとめ

セッションについてもう一度まとめると次の通り

  • セッションはユーザーの一定時間当たりの行動単位
  • アナリティクス上では30分で1セッション
  • ユーザーの行動時間だけを表すもの
  • 行動を知りたいならPVやページ /セッションの値を見る

セッションはユーザーの時間当たりの行動単位なので具体的に他のページを見ているかどうかなどについてはそれだけで判断することができません。

アナリティクスでセッション数を見るときにはその事に注意しましょう。

以上ここではアナリティクス用語の「セッション」の意味について解説しました。

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フク郎

昔はプログラミングに熱中していたが、ブログとWordPressに興味を持ち始め今はサイト・ブログ作りが生きがい。自分の「好き」をブログに変えたい、情報発信したい人に役立つWordPress術・サイト構築術を発信中。一日一歩楽しんでブログ構築できるように読みやすい&楽しい記事作りを心がけています。メールアドレス : fukuropress@gmail.com