whois情報は公開代理すべきです。
私はこのブログ以外にもいくつか運営してます。
そしてその中の1つのブログにおいて、
whois情報を公開代理してない独自ドメインがありました。
公開代理してないとどうなるのか...
その恐ろしさを実体験したので、警告しておきます。
目次
非公開なメルアドにブログ宛てでメールが届いた
そのブログは次の構成で運営してます。
- レンタルサーバー : ロリポップ
- 独自ドメイン管理 : お名前.com
- WordPressインストール済み
お名前.comで独自ドメインを取り、
WordPressを使ってブログ運営してたわけです。
設定は完ぺきだと思ってたんですが・・・
ところがある日、私用で使っていたYahooメルアド(ネット上に一切公開していない)にこんなメールが届きました。(一部内容はプライバシーを考慮して伏字)
○○(ブログ名)運営者様
突然のご連絡、失礼いたします。□□△△と申します。弊社、××は香港を拠点として世界中で事業を展開しているWebマーケティング企業でございます。この度、 貴サイトを大変興味深く拝見させていただきました。貴サイトのコンテンツや掲載物は、当社の運営サイトと関連性が高いものとなっており、是非ビジネスパートナーシップを結びたく思いご連絡を差し上げます。もしよければ、当社の運営するサイトに関する記事を、貴サイトに掲載していただきたく存じますが、いかがでしょうか。...
メルアドは公開してないのに...?
一体どこでばれたんだろ?
メールがきた時、少し焦りましたね。
でも冷静になって考えてみると、
ブログ独自ドメインのwhois情報公開してたからでした。
原因はドメインwhois情報を個人情報で公開してたこと
まずwhois情報とは何かですが・・・
引用させていただくと次の情報です。
↓ Whoisとは何か, 提供される情報
Whoisとは、IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネットユーザーが誰でも参照できるサービスです。
gTLDのWhoisでは、次の情報を提供することがICANN(Internet Corporation For Assigned Names and Numbers)により義務づけられています。
- 登録ドメイン名
- レジストラ名
- 登録ドメイン名のプライマリおよびセカンダリネームサーバ
- ドメイン名の登録年月日
- ドメイン名の有効期限
- ドメイン名登録者の名前および住所
- 技術的な連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
- 登録に関する連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
「ドメイン登録者の情報を誰でも参照できる」
これがwhois情報公開代理しない恐さですね。
もし代理公開してない場合、自分の名前・住所、メールアドレス、電話番号、etc・・・重要な情報が全世界に公開されることになります。純粋に恐ろしい。
その恐ろしいことを自分はやってしまいました。
独自ドメインのwhois情報を調べるには...
もし独自ドメインのwhois情報が知りたい場合...
次のツールを使えば簡単に調べられます。
ツールURL : https://domainwat.ch/
ドメイン名を入力して検索ボタンを押せばOK
検索するとズラズラと情報が出てきます。
その中の次の情報に注目。
- Registrant Name
ドメインの登録者名。実名が出てきたらヤバい。匿名ブログをやってるつもりがwhois情報から身バレすることも・・・
- Registrant Street
ドメイン登録者の住所。今住んでる住所が出てきたらヤバい。住所を悪用までされたら洒落にならないくらいヤバい
- Registrant Postal Code
ドメイン登録者の郵便番号。本物の郵便番号だとヤバい。住所と合わせて個人を特定するために使われかねない
- Registrant Phone
ドメイン登録者の電話番号。本物の電話番号だとヤバい。電話番号と住所・氏名が結び付くのは最悪のパターンだと思う
- Admin Email:
ドメイン登録者のメルアド。本物のメルアドだとヤバい。今回のケースだとこのメルアドが迷惑メール(?)に悪用されてしまった
ここに本名住所が出てきたらゾッとします。
身をもって体験しました、怖かったです。(-_-;)
ということでwhois情報公開代理を設定しました。
独自ドメインのwhois情報公開代理のやり方
whois情報公開代理のやり方
それはドメインレジストラごとに異なります。
でも基本手順はほぼ変わりません。
ここでは お名前.com、エックスドメイン を例に説明します。
お名前.comでのwhois公開代理の手順
まずお名前.com Navi にログイン
そして次URLにアクセス
URL : https://navi.onamae.com/domain/setting/whoisprotect/list
ここでwhois公開代理したいドメインを選択。
選択した「確認」を押すと支払画面に移行する。
- 支払いはクレカか銀行振り込み
- 費用は税込みで1078円
たぶん1回限りだと思います。
それで安心が買えるなら安いものですね。
エックスドメインでのwhois公開代理の手順
まずXServerアカウントにログイン
独自ドメインのドメインパネルを開く
開くと [whois情報] が見つかるので、
その横にある「設定変更」のボタンを押す。
whois情報の変更画面の中には、
【弊社(Xserver Inc.)名義で代理公開する】
というチェックボックスがあるはず。それにチェック
最後に 「whois情報の変更(確認)」 を押す。
確認完了後にwhois情報が公開代理になるはず。
whois情報は身バレの盲点。公開代理がベスト
結論 : 本名や住所が全世界公開されると怖い。
実害がなくても不安になるし嫌ですよね。
whois情報は公開代理がベストです。
実際に嫌な体験をしたので強くオススメします。
虚偽のwhois情報とか登録するのはダメ!
最後にWhois情報についての補足です。
このように考える人もいるかもしれません。
- 嘘の仮名・電話番号じゃダメなの?
- 虚偽の住所でも問題ないのでは?
こういう虚偽のWhois情報はアウトです。
↓ お名前.comでもこう警告されていた
ドメイン登録者情報には、該当ドメインを保有する方の正しい情報が開示されていなければなりません。これは、ICANNよりすべてのレジストラに義務づけられています。ドメイン情報は、そのドメインを使用してスパム(嫌がらせ)メールを送ったり、不正なホームページを開設して消費者やその他のインターネットユーザーを混乱させた場合の連絡先にもなります。どのような所有者がホームページやメールアドレスを運用しているか、信頼性を持たせるための情報でもあります。Whois情報(登録情報)が正しくないドメインに関しては、レジストラはそのドメインを消滅させる権利を保持しています。
最後の行にすべてが書かれています。
「レジストラはそのドメインを消滅させる権利」
虚偽の情報を使うのだけはやめましょう。
フク郎
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