右クリック禁止のブログ・・・最近は減っているのかと思いきやまだまだ多いです。
私はそういうブログを見る度に「なんでこんな無意味な対策しているんだろう?」と思い、それと同時に若干の不便さを感じます。(少し煽るような感じですいませんm(__)m)
でも実際に右クリック禁止はパクリ対策として全く効果はありません。
そこで右クリック禁止が無意味な理由と本当に効果があるパクリ対策についてまとめました。
目次
右クリック禁止への世間の反応は「うざい」
ブログで右クリック禁止にするのは色々理由はあると思います。
例えば禁止にするのは次のような理由がある場合がほとんどです。
- 画像の著作権を守るため(画像転載対策)
- 記事のパクリを防止するため
- 他人に自分の文章を引用されないため
恐らくこういう意図を持って右クリック禁止にされているのかもしれません。
ただこの右クリック禁止、読者側からすればひたすら不便なだけです。
試しにグーグルで「右クリック禁止」と検索してみてください。そして検索窓の下に表示されサジェストを見てみると・・・
「右クリック禁止 うざい」というサジェストが・・・
そうです、世間一般の右クリック禁止に対する反応は「うざい」の一言です。いくらパクリ対策とか著作権保護と言っても読者から嫌われたら本末転倒ですよね。
実際、右クリック禁止のブログを見ていると次の点が不便に感じます。
- 気になる単語・文章があってもコピーできない
- 検索する場合は全て手入力しないとダメ
- 右クリする度に警告ダイアログが表示される
特に「コピペ禁止です!」みたいな警告ダイアログが出るタイプだとウザ度が高いですね。悪気がない人からしたら不愉快な思いをするだけなので
こういう風に右クリック禁止は読者の利便性を大幅に損ねるもの
わざわざ読者に嫌われることをしても誰も得しません。読者に「うざいな・・」と思われてブログ運営者も損してしまいます。
うざい上にパクリ対策としての効果もなし!
しかもこの右クリック禁止、実はパクリ対策としての効果も皆無です。
もちろんPC初心者のような人に対しては効果はあるかもしれないものの、今時そんな人ほとんどいませんよね。
デジタルネイティブが増えている中では無意味極まりないです。
そもそもの話、右クリック禁止でコピーが全くできなくなる訳ではありません。
例えばChromeの場合だと F12 キーを押すことで開発者ツールというのが開けます。(次画像が実際に開いたときの様子)
これはその名の通り技術的なことをしたい開発者向けのツール
HTMLソースが誰でも閲覧でき、文章はもちろん画像も全てコピーできてしまいます。このツールの前には右クリック禁止なんて効果はありません。
またブラウザ側でスクリプトを無効にして右クリック禁止自体が働かないようにしたり、機械的にWebページ情報を集めることもパクリ側の常套手段です。
つまり次の場合だと右クリック禁止はパクリ対策に全く効果がないということ
- 開発者ツールから文章・画像がコピーされる
- ブラウザ側でスクリプト無効にされている
- 機械的・自動的にページ情報が収集されている
ブログ・サイトのパクリをする側にも技術がある程度は必要です。そういう知識のある人に「右クリック禁止!」なんて上辺(うわべ)の対策が通用するでしょうか?
答えはもちろん否です。
むしろ技術に詳しい人からしたら鼻で笑われるか、あるいは機械的&無慈悲にページを丸パクリされてしまうだけです。
つまり右クリック禁止は根本的なパクリ対策には一切なりません。むしろ気休めというのが正しいですね。
ブログ記事のパクリを防止したいなら次に紹介する根本的な対策をする必要があります。
本当に有効なブログのパクリ対策とは
もし本当にパクリを予防するなら根本から技術対策しましょう。特に悪質なブログ記事パクリに効果的なのが次の対策です。
1.画像盗用対策なら直リンク禁止
まず初めは画像の無断転載や盗用に対する対策について
これは画像を直リンク禁止にするのが機械的なパクリを防ぐのに効果的です。
先ほども書いたようにパクリを行う側はプログラムなどを使って、機械的・自動的にパクリを行うことが多いです。(つまり手作業なしでパクる)
そうなると画像URLをパクリ先に直リンクして使われてしまいます。
そして直リンクされてしまって困るのは次のようなこと
- 画像の著作権が侵害される
- サーバーにムダな負荷がかかる
画像が無断転用される上に、パクリ元のサーバーから画像を表示するので転送量的に余計な負担がかかってしまいます。
この対策としては次記事で紹介した直リンク禁止の設定が有効です。
やり方は上記事で詳しく解説したので是非ご覧ください。専門的な知識が無くても基本コピペだけで対策できます。
2.ブログ記事のパクリ対策ならアクセス制限
お次は画像も含めたブログ記事そのもののパクリ対策について
これはパクリ側にアクセス制限をかけるのが一番効果的です。
そのやり方はサーバー側の .htaccess というファイルにパクリ側のIPアドレスを追加すればいいだけです。例えば次がその記述例
order allow,deny
allow from all
deny from 185.126.201.54
deny from 80.249.233.129
上の例だと「185.126.201.54」、「80.249.233.129」という2つのIPアドレスをアク禁にすることができます。
さらに詳しい記述例や設定方法が気になる方は次記事をどうぞ
ただし相手のIPアドレスが分かってないとアクセス制限ができません。事前にツールなどでパクリ相手のIPを調べておく必要があります。
3.最終手段はGoogleへの削除依頼
どんな対策をしてもブログが何度もパクられてしまう・・・
そういう場合の最終手段はGoogleに著作権侵害の削除を依頼することです。
そのやり方自体は簡単で次のURLにアクセスしてGoogleに報告するだけ
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?pli=1&hl=ja
ただし、削除依頼は本当の最終手段なので気軽に試さないよう気を付けてください。
削除依頼のやり方自体は次の手順のように簡単です。
- 自分の本名・住所など連絡先情報を入力
- パクリ元とパクリ先URLの2つを入力
- 著作権侵害となっている部分を報告
- 最後に署名(本名以外は不可)を入力し送信
ですが、署名や連絡先情報は必ず "本名" でなくてはいけない点に要注意
もし削除依頼が通った場合、この本名が全世界に公開されてしまいます。もちろん申請内容が誰でも閲覧できる状態でです。
削除依頼の具体的な体験談については次の方のブログで詳しく書かれていました。
貴重な体験を書かれていたので削除依頼しようと考えている方は是非一読を。
メールを送るような感覚で削除依頼すると後悔することもあるかもしれません。依頼する場合は慎重に考えてから行動しましょう。
何度も言うようにGoogleへの削除依頼は本当の最終手段として使ってください。
まとめ
以上、ここでは右クリック禁止の無意味さと本当に有効なパクリ対策を紹介しました。
右クリック禁止は上辺だけの対策で効果はほとんどありません。しかも読者に嫌われるオマケまで付いてきてしまいます。
そうならないよう、パクリ対策は読者の邪魔にならない対策をするのがベストです。
フク郎
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コメント
⚠ Alert! :「右クリックは拒否されました。」
そういうのが一番ウザいですね・・・
お前らだけはウザいし無意味やなw
わかりますね、一番めんどくさいのはおすすめの店舗の住所などのせてるサイトやブログが右クリック禁止だと嫌気さす