「これからブログを始めたいけどなるべくお金かけたくないなぁ・・・」
「そうだ!タダで始められる無料レンタルサーバーを使おう!」
こういう考えで安易に無料サーバーを選ぼうとしていませんか?
ブログを始める理由というのも人それぞれですが、もし本格的にブログを始めるなら絶対に無料サーバーはNGです。
私も無料サーバーでブログを始めたことがありますが、やっぱりタダで使えるものは無料分の価値しかありませんでした。
ここでは私の経験も踏まえ、絶対に無料サーバーを選ぶべきでない理由について解説していきます。
目次
無料レンタルサーバーの6つのデメリット
私が特に無料サーバーのデメリットだと思うことは次の6つ
- サービス停止などのリスクがある
- サーバー容量がすごく少ない
- WordPressを動かすのに適していない
- そもそもWordPressが動かせない
- 広告などが表示される
- 無料SSLが設定できない
このデメリットについて次で詳しく説明していきます。
1.突然のサービス停止でブログ消失のリスクがある
まず最初のデメリットは突然のサービス停止などのリスクがあるということ
そもそもの話、サーバー運営にはサーバー自体の維持費、保守費用、電気代・・・などなど様々な経費が掛かります。
それを無料で提供できるのは決して当たり前のことではありません。
事実、無料サーバーには次のリスクが常に付きまといます。
- 突然サービスが停止してしまうリスク
- サービス内容が変更されてしまうリスク
- 自分のブログが突如消失するリスク
意外と見落とされがちですが無料サーバーを使うのは結構高リスクです。
ちなみに私自身、昔はよく無料サーバーを使ってました。
ただ、ある2つの事件をきっかけに無料のものを使う機会はほとんどなくなりました。その事件については次記事で書いたので気になる方は是非ご覧ください。
体験談なので無料サーバーを使うリスクがリアルに理解できるはずです。
2.サーバー容量がものすごく少ない
そして2つめのデメリットはサーバー容量がかなり少ないということ
多くの無料サーバーでは多くても1GB、一番少なければ100MB程度のディスク容量しか与えられていません。
これから長くブログ運営を続けていくならこのサーバー容量はすごく大事です。
例えば1日1記事更新していて1記事の消費容量が500KBだとします。
500KBだと少し多く感じるかもしれませんが、アイキャッチやその他の画像(またはサムネ画像)などを含めれば平気で500KBくらいは超えます。
その条件で容量1GBと100MBで満杯になるまでの記事数を計算すると次の通り
1GBの場合 : 2000記事書いたら満杯 100MBの場合 : 200記事書いたら満杯
ちなみにこれはディスク容量を全て記事だけで消費した場合の計算。実際は記事以外でもディスク容量は消費されるので書ける記事数はさらに少なくなります。
例えばWordPressを使うならテーマやプラグインなども含まれるので1GBを全て使える、ということは絶対にないでしょう。
このように無料サーバーでは100MB~1GBというすごく少ない容量の中で上手くやりくりしていかなくてはなりません。
余裕を持って長くブログ運営・・・ということが非常に難しくなってしまいます。
3.WordPressを動かすのに適していない
「ブログを始めるならWordPressを使いたい」と思っている方は多いはず
テーマやプラグインを使えてオリジナリティがあるブログが作れて効率よく記事が書けるのでとても人気があります。
しかしWordPressは高機能な分だけサーバースペックも求められます。
なのでサクサク快適に動かすには最低でもサーバーに次の条件が絶対必要です。
- CPU性能が高い
多くのアクセスをさばくにはCPU性能が大事。これが劣るとページの表示速度が遅くなる原因に
- PHPの高速実行
WordPressはPHPというプログラミング言語を中心に作られている。なのでPHPを高速実行できる環境が絶対必要
このような高スペックでPHPの高速実行に適した環境がある無料サーバーは探そうと思っても中々見つからないと思います。
そもそもタダで借りられるので必要最低限のスペックとPHPが動かせる環境しかありません。
ブログ始めたての頃はそれでも問題ないかもしれませんが、アクセスが多くなってくるとスペックの低さがボディーブローのようにじわじわ効いてくることでしょう。
4.そもそもWordPressが動かせない
無料サーバーでもWordPressを動かせるならまだましな方です。
そもそもWordPress自体が動かせないサーバーも中にはあります。
少し専門的な話かもしれないですが、WordPressを動かすには次の2つの条件が必要です。
- PHPが使える
Webで良く使われるプログラミング言語のこと。サーバーにこれがインストールされていないと動かない
- MySQLが使える
データベースのこと。WordPressでは記事の内容をここに保存しているので記事作成に絶対必要なもの
無料サーバーだとPHPが使えるけどデータベースが使えない、あるいは両方とも使えないということがあるんですよね・・・
つまりPHPとかデータベースとかの機能面を極限まで削って運用コストを減らすからタダで提供できるわけです。
このようにスペックだけなく機能を犠牲にして無料サーバーを提供している所も多いです。
5.広告が表示される
無料サーバーと言えばあの自動で表示される広告も厄介なところ
広表示されないサーバーもあるみたいですが、たいていの場合は何かしらの条件をつけて表示されます。
例えば広告が自動表示されるのは次のような条件に当てはまる場合
- 長い間(数カ月くらい)更新がない
- スマホからアクセスされた時
- サイドバーなど特定の位置に固定
一見広告が表示されないように見えても油断できません。契約画面をよ~く見てみると表示される条件が書いてあるはずです。
無料で使わせてもらうなら仕方のないことですが、自分で広告の種類を選ぶこともできないので変な広告が表示されることもあります。
特にスマホとかだと画面下にずっとついてくるようなアンカー広告が表示されるので利便性も悪くなってしまうんですよね、
このような利便性を悪くしてしまう広告表示も無料サーバーを使う宿命です。
6.無料SSLが利用できない
最近ではネット上のセキュリティを守るためにどのようなサイトでもSSL化が求められています。https化とも呼ばれていますよね。
ブログがSSL化しているかどうかはGoogleもランキングの判断基準にするようなので個人ブログでも絶対に対応が必要です。
有料のレンタルサーバーだと無料でSSLが利用できる設定があるのでhttps化もそれほど難しくありません。
しかし無料サーバーだとそのような機能が提供されていることはほとんどないですね。つまり自力でSSLの設定をやらなくてはいけない、あるいは設定すらできないということです。
専門的な知識があるなら何とかなるかもしれませんが、そんな設定を覚えるなんて時間と手間の無駄ですよね。
https化はこれからブログを始めるなら必須条件なのでそれが設定しにくいというのもブロガーにとっては厳しい条件です。
安易に無料サーバーは使わないようにしよう!
無料サーバーのデメリットをもう一度まとめると次の通り
- 突然のサービス停止リスクがある
- サーバー容量がすごく少ない
- WordPressを動かすのに適していない
- そもそもWordPressが動かせない
- 広告などが表示される
- 無料SSLが設定できない
ブログを安定して長く続けるには不利な条件ばかりです。
なので長くブログを続けるなら有料のレンタルサーバーを選びましょう。
私も昔は少しのお金が惜しくて無料のものを借りていましたが、快適なブログ運営をするには自己投資は絶対必要ですね。今は絶対無料のものを使おうとは考えなくなりました。
ちなみに有料サーバーの中で初心者に特にオススメなのは次のレンタルサーバー
- wpXレンタルサーバー
- エックスサーバー
- さくらのレンタルサーバ
- ロリポップサーバー
このブログだと「さくらのレンタルサーバー」を使わせてもらってます。プランによりますが1か月ワンコイン程度で借りられるのでかなりお手軽です。(ロリポップも同様)
ただし、どのレンタルサーバーを選ぶかはブログの運営規模によって変わります。選ぶときはいくつかサーバーを比較してから選ぶのがベストです。
まとめ
最後に・・・
何度も言いますがブログを本格的に始めるなら無料サーバーは不向きです。
確かに所期費用や維持費はかかりますが、それは安定&高速にブログを稼働させるための最低限の自己投資だと思うようにしましょう。
少しのお金をケチって後悔することがないようサーバー選びは慎重に
フク郎
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