こんにちは、フク郎(@fukuro_press)です。
ブログ運営に無料レンタルサーバーを使っている方、意外と多いかもしれません。
かくいう自分自身も、昔は無料のものでブログ運営してました。
でも世の中には こんな格言もあります。
タダより高いものはない
無料のものを使うのは、やっぱり代償があるものですね。
私自身も無料サーバーはリスクが高いと痛感させられた事件を体験したこともあります。
ここではその失敗体験と無料サーバーのリスク回避策をまとめました。
目次
無料サーバーのリスクを痛感した2つの事件
事件1.wkey.me の複数ブログが同時消失する
これははっきりと覚えてないですが 2013年~2014年 くらいの話。
私は当時 wkey.me という無料サーバーでブログを作り始めました。
今はもうないんですが、名前を聞いたことのある方もいるかもしれません。
そこで次のような事件を体験します。
事件が起きたのは2014年7月くらいのこと
wkey.meから次のような1通のメールが届きました。
平素は弊社サイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
当サイトは専用サーバーをレンタルし、皆様へのサービス提供を行ってまいりましたが、サーバー契約先が専用サーバー事業を突然終了することとなり代替契約先が見つからないため、全サービスの提供を終了させて頂きます。
(・・・途中省略・・・)
速やかにサイトの移行等をお願いします。
どうやらwkey.meは他のサーバーを借り、その中でサービスを提供していたみたいです。
このメールが送られてきて暫くするとサイトにアクセスできなくなり、
FTP経由でのアクセスも不可になりました。消えるときはあっという間です。
かくして私が作成したサイト(全部で3つ)はなくなってしまいました。
バックアップなども取っていなかったので "本当の消失" です。
とはいえ、運営数か月だったのでそれほど気落ちなどはしませんでした。
もしこれが数年運営とかのブログだったら・・・再帰できなかったですね(笑)
これが無料サーバーのリスクを体験した1つめの事件です。
事件2.運営期間9か月のWPブログが消えそうになる
そしてもう1つの事件が起きたのはその3年後の2017年。
先ほどの事件で無料のものに懲りたかと思いきや、当時の私はそうじゃなかったみたいです。
相も変わらず無料サーバーを使っていました。
そこで運営していたのはその年に流行り始めた "あるもの" をテーマにしたブログです。
多分「2017年」「流行」で察しがつく方も多いかもしれません。
そこで起きた事件の経緯を簡単に思い出すと次のような感じです。
まず事の発端は アクセス拒否が起きたこと からでした。
いつものようにWordPressにログインしようとしたら "403 Forbidden" が出てログインできず、ブログ自体も閲覧できません。
まあ403エラー自体は珍しいものでもないので「直るまで少し待ってみるか・・」程度にしか思ってなかったです。
ですがそれから1日たってもエラーが改善されず、ログインページも開けません。
そこで困り果てた私は、サーバー運営会社に直接メールを送ります。
運営元から返ってきたのは、
「サーバーに問題ないのでお客様自身でエラーを直してほしい」
という内容でした。
まあ無料なので、当然といえば当然の回答・・・
それでも引き下がれないから何度かメールを送り、
最終的にサーバー運営から返ってきたのが次のような回答でした。
↓ 一部だけ抜粋すると、このような回答
ご希望に添えず恐縮ではございますが○○○○○○の各無料サービスに関しましては詳細なサポートはいたしておりません。
さらにご質問をいただきましても、回答をいたしかねる場合がございますことをご了承くださいますようお願いいたします。
↓ その時のメールも "なぜか" 残っていた
無料でサービスを提供されているのでこの回答は至極真っ当だと思います。
でも9カ月くらい育ててきた大事なブログです。
大切に育ててきたブログを失いたくはないので必死に対策を探しました。
サポートフォーラムで質問したり自分で .htaccess を編集したりもしました。
そしてそれが功を奏したの403エラーが出た一週間後にブログが復活します!
あの時はさすがに嬉しかったですね。
でもそれと同時に「もう無料サーバーはこりごりだな・・・」とも思いました。
以上が無料サーバーのリスクを痛感した2つめの事件です。
無料サーバーを使うならドメインだけは別管理が安全!
今紹介した2つの事件は私がリスク管理できていなかったために起きたことです。
もちろん私だけの話ではなく、
無料レンタルサーバーを使ってブログ運営しているなら誰にでも起こりえます。
また無料サーバーに限らず、
- ライブドアブログ 、
- はてなブログ 、
- シーサーブログ 、etc...
こういう無料ブログ を使っている場合も全く同じです。
なのでそのリスクを回避するにはドメインだけは別で管理することをおススメします。
ドメインだけ別というのはサーバー会社のドメインを使わず、
自分で用意した独自ドメインを使うということです。
( ⇒ 独自ドメインについて詳しくはこちら )
そうすると次のようなリスクを完全に回避できます。
- サーバー会社が潰れてブログが消失するリスク
- ブログ移転でアクセス0になってしまうリスク
私が無料サーバーを使っていた頃は「いつかサーバーが使えなくなるんじゃないか」と気が気でなかったです。あと実際上で紹介した事件も起きてしまいました。
でも今は無料のものを使うにしてもドメインだけは別で管理するようにしてます。
そうしておけばサーバー運営元に万が一の事態が起きても安全ですし、
常日頃からビクビクすることもないので安心できます。
ちなみに私自身は次の2つのドメイン取得サービスをよく使ってます。
この2つの中なら使いやすいのはエックスドメインの方ですかね。
お名前.comは規模こそ大きいものの、管理画面が重く使い勝手はよくありません。
実際このブログの独自ドメインはそこで管理してるですが、めちゃくちゃ重いです・・・
なので始めて独自ドメインを取るならエックスドメインの方が管理しやすいはずです。
ブログ運営のリスクを完全回避するには
サーバー・ブログ運営元が潰れてブログが消えてしまうリスク。
これは独自ドメインを使えばある程度は回避できます。
でも独自ドメインを使っていていれば万事OKということにはなりません。
アクセス数が多くなってきたとき、サーバーが貧弱だと次の問題が起きるリスクがあります。
- 断続的なサーバーダウン
- ページ表示速度の低下
- 貴重なアクセスを逃してしまう
このようなリスクは無料サーバーでは回避できません。
徹底的にリスクを取り除いて快適なブログ運営をしたいなら、
有料サーバー を使うのが一番ですね。
実際このブログでは さくらのレンタルサーバ を使わせてもらってます。
このサーバーは5つのプランがあって、
私は月々500円から借りれるスタンダートプランを使ってますが中々快適です。
通常のアクセスならまずサーバーダウンも起こらないし、表示速度もかなり速いです。
有料サーバーにはほかにもあって、
wpxサーバー 、 エックスサーバー 、 ロリポップ などなど・・・色々あります。
お手軽な価格で始めたいなら さくらサーバー あるいは ロリポップ 、
それより高速さを求めるなら wpx か エックスサーバー を選ぶのがベストです。
そこは自分のブログ運営の規模に合わせて最適なものを選んでください。
まとめ
以上、私個人が無料サーバーのリスクを痛感した事件についてでした。
1番目の事件は始めて数カ月のブログだからまだよかったです。
でも2番目の事件は9カ月以上運営していたブログだったので、
少し胃が痛むくらいハラハラしました。(結果的に復旧したのは不幸中の幸い)
こういう嫌な体験をしたくないなら、
独自ドメインだけでも別管理が安全・安心です。
無料のものを使うときは何かしらの代償は払っているものと自覚しましょう。
フク郎
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