The post 必見!.htaccessの設定例&書き方テクニックを5つ紹介 first appeared on Fukuro Press.
]]>ブログ・サイト運営していて .htaccess という言葉を聞いたことないですか?
でも役割もよく分からないし何の役に立つかも分からない・・・
そう思っている方も多いかもですが、ブログ運営にとても役立つものです。
とはいえ、すべて自力で調べたり覚えたりするのは大変ですよね。
そこで .htaccess の書き方例を役立つ5つのテクニック とともに紹介していきます。
書き方例を紹介する前に、簡単に .htaccess とは何かについて説明
これはWebサーバーソフトの Apache で使われている、サーバー設定を変更するための設定ファイルのことです。
通常だとApacheサーバーの設定は「httpd.conf」ファイルにまとめて書かれています。
しかしこのファイルはサーバーの管理者しか編集できない特別なもの
そこで誰でもサーバー設定が変更できるように作られたのが .htaccess なのです。
このファイルから設定できることの例をいくつか挙げてみると・・・
・・・などなど
これだけのことが .htaccess という1つのファイルで実現できるんです。
では次に上で挙げたような設定も含む、
.htaccess の書き方例をブログ運営に役立つテクニックとして紹介していきます。
便利な.htaccess の書き方例として、ここで紹介するテクニックは次の5つ
この5つについて次でやり方などを詳しく説明していきます。
ただしサーバーを構成するものすごく重要なファイルなので、
必ず .htaccess のバックアップを取ってから慎重に作業してください。必ずです。
.htaccessの使われ方として多そうなのはリダイレクトですね。
リダイレクトとは あるページにアクセスされたら自動で別ページに転送すること です。
リダイレクトの使い方の例として、一般的なのは URL のwwwありなしの統一
例えば次のような2つのURLを考えてみてください。
https://www.fukuro-press.com https://fukuro-press.com
この2つはどちらも同じページを表しています。
ですが先頭のwwwありなしが統一されていない場合、Googleから重複ページとしてみなされてしまうのです。(つまり ダブり認定 されるということ)
そこでリダイレクトを使い、この2つのURLを統一することが可能になります。
wwwありなし統一の具体的なやり方については次の記事で紹介してあるのでそちらをどうぞ
ほんの数行の記述を .htaccess に追加するだけなので数分もかかりません。
しかもほとんど手間がかからないのに、
統一することで URLが一本化され、SEO的に不利な重複コンテンツもなくせます。
またリダイレクトのその他の使用例としては、
次記事で紹介した WordPressのルートディレクトリを変更する などの使い方もできます。
もしWordPressを使っていてトップページにアクセスしたとき、
「/wp」などが後ろに表示されてしまうなら、こちらも設定しておきましょう。
しつこい スパムコメント や スパムメール ・・・(怒)
あと記事のパクリなんかは、ブログ運営してると遭遇する厄介な問題ですよね。
その問題を解決する手段の1つが
.htaccess を使って迷惑行為をする国や人にアクセス制限をかけることです。
もし相手のIPアドレスが分かっている場合、 .htaccess に次の記述を追加すれば相手をブロックすることが可能です。
order allow,deny
allow from all
deny from [ブロックするIPアドレス]
↑ 「deny from」の後にブロックしたいIPアドレスを記述するだけ
ただし国と人ではブロックの仕方が少しだけ違うので、
より詳しい方法については次記事を参考にしてください。
しつこいスパムや記事のパクリに悩んでいるなら、
.htaccess でアクセス制限をかけてしまえばかなり効果があるはずです。
.htaccess では サーバーのデータ配信にgzip圧縮を使うよう設定すること もできます。
「gzip圧縮って何?・・・」
と、思う方もいるかもしれないですが、
これはデータを圧縮するための方式のことでよく使われる zip などと同じです。
そしてサーバーからブラウザにデータを送るとき、
gzip圧縮で配信することで次のような メリット があります。
ページ表示速度が速くなって、サーバー負荷も少なくなる・・・
このようなメリットがgzip圧縮を使うメリットですね。
.htaccessでgzip圧縮を有効にする手順については、次記事をどうぞ
もしページの表示速度が遅いと悩んでいるなら、この設定をしておくだけでも効果があること間違いなしです。
先ほど紹介したgzip圧縮の有効化はサーバー側での設定でした。
しかし .htaccess ではブラウザ側の設定も可能で、
それが ブラウザキャッシュの有効期限を延ばす設定をすること です。
"キャッシュ" とは何かというと、ブラウザ側で保存されるデータのこと
保存されるデータの例をいくつか例を挙げるとすると・・・
・・・などなど
これらをあらかじめ保存しておき、次回アクセス時に利用することで、ページの表示速度が速くなるという訳です。
しかしこのキャッシュの有効期限は通常だと 1日 や 3日 と短く設定されています。
それを 数週間や1カ月など長く設定する には .htaccess の編集が必要です。
そのやり方については次の記事で解説しました。
gzip圧縮の設定と同じくこちらもページ表示速度の改善に効果的です。
サーバーにアップロードできるファイルサイズ、実は上限があります。
例えばWordPressを使っている場合・・・
メディアライブラリから画像などをアップロードする時、
次のように「最大アップロードサイズ」が表示されているはずです。
上の画像のように 2MB などに設定されていることが多いですよね?
画像なら 2MB 超えることはそうそうないけど、音楽とか動画ファイルをアップロードするならかなり厳しい制限です。
そこで このアップロード上限を変更する にも .htaccess が使えます。
例えばアップロード上限を10MBにしたいなら .htaccess に次の記述を追加するだけ
php_value upload_max_filesize 10M
10Mというのがファイルサイズで単位が「M」の場合はメガバイト、「G」の場合はギガバイトになります。
WordPressでアップロード上限を変更する詳しいやり方
それは次記事で紹介したので是非ご覧ください。
動画や音声ファイルを頻繁に使うなら、設定しておいて損はありません。
ここまでで説明したように .htaccess は本当に色々な用途に使えます。
アクセス制限をかけたり、ページをリダイレクトしたり、表示速度高速化の設定をしたり、アップロード上限を変更したり・・・
本来サーバーの管理者でなくてはできないようなことが、
ファイルを編集するだけで誰でも簡単に設定できるのです。
でも .htaccess の書き方や文法を全て初めから覚えるのはかなりしんどいですよね。
なのでここでは .htaccess 書き方例をいくつかテクニックとして紹介しました。
もしサーバー側での設定が必要になったら、今紹介したテクニックを是非お試しあれ。
必ずブログ運営に役立つはずです。
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]]>The post ブログにアクセス制限をかけて特定の人・国をブロックする方法 first appeared on Fukuro Press.
]]>しつこいスパムやブログ記事のパクリ、絶対に防いでおきたいですよね。
そういう悪質な行為の予防に役立つのが・・・
スパムやパクリをする特定の国や人にアクセス制限をかけること
アクセス制限と言ってもそれほどやり方は難しくありません。
ここでは 特定のIPアドレスの相手だけをアクセス禁止にする方法 を紹介します。
まず特定の相手に対してアクセス制限をかけるのに必要なものは次の2つ
IPアドレスと.htaccessの2つです。
1つめのIPアドレスはブログにアクセスしてくるユーザーが持つIDのようなものですね。
「xxx.xxx.xxx.xxx」のような形式を持っていて、たとえば次のような0から9までの数字とドット(.)で表されているのがIPアドレスの例です。
192.168.2.1 192.168.70.128
このIPアドレスがアクセス制限をするのに必要になります。
そして次に必要なのが「.htaccess」というファイル
これはアクセスに関する設定を行うための重要なファイルでここにIPアドレスをブロックするための記述を追加していきます。
このファイルはFTPソフトなどでブログやサイトの一番上のフォルダを開けば次のように見つかるはずです。
もし .htaccess を探しても見つからない場合は作成 してください。
ブログの一番上のフォルダにファイルを新規作成し、
ファイル名を .htaccess (←最初のドット付け忘れに注意!)と変更するだけです。
この2つさえあればアクセス制限は簡単にかけられます。
ではそのかけ方について次で詳しく手順を見ていきましょう。
アクセス制限をかける方法は次の2通り
人と国だとやり方は少しだけ違うので、
アクセス制限したい範囲に合わせてこの2つを使い分けてください。
それではそのやり方を次で順番に説明していきます。
この方法を試すには ブロックしたいユーザーのIPアドレスを調査 します。
先ほど書いたようにIPアドレスの形式は「xxx.xxx.xxx.xxx」となっているので、
ツールなどでそれを見つけてメモしておきましょう。
そしてそのIPにアクセス制限をかけるには .htaccess に次の記述をします。
order allow,deny
allow from all
deny from [ブロックするIPアドレス]
[ブロックするIPアドレス] はブロックしたい相手のIPアドレスに置き換えてください。
ちなみに上の内容について何をしているか簡単に説明すると次の通り
大まかにいうとこういう処理ですね。
もしブロックしたいIPが複数あるなら、その分だけ「deny from」を記述すればOK。
例えば「 80.249.233.129」、「 185.126.201.54」、「103.250.249.148」という3つのIPアドレスをブロックしたいなら、次のような記述になります。
order allow,deny
allow from all
deny from 80.249.233.129
deny from 185.126.201.54
deny from 103.250.249.148
必要な分だけIPアドレスは追加してください。
以上が特定の人またはスパムロボットに対してアクセス制限をかける方法です。
IPアドレスさえ分かれば簡単にブロック可能です。
次は特定の国をブロックする方法。こちらは人の場合と違って少し面倒です。
ブロックしたい国で使われているIPアドレスを1つ1つ調べていく・・・
なんてことは現実的ではありません。
そこで、特定の国で使われているIPアドレス一覧を .htaccess 向けの記述に変換 してくれるWebサービスを使います。
それがCIPBというサービスで次のリンクからアクセス可能
https://www.countryipblocks.net/country_selection.php
実際に上のリンクからCIPBにアクセスしてみると次のような画面が表示されます。
この画面上で特定の国に対してアクセス制限をかける .htaccess のデータを作れます。
その手順は次の通り
まず「Select Countries*:」の下にある国リストの中から、
ブロックしたい国を1つ以上選びましょう。
複数選択するには Ctrl キーを押しながら国名クリックすることでできます。
そして次にその下にあるラジオボタンの中から「.htaccess Deny」をチェックして「Create ACL」ボタンを押してください。
しばらくすると画面右の方に選択した国をブロックするために必要な記述が表示されます。
ちなみに次の画像がその表示例
あとはこれを .htaccess にコピペするだけです。
もし1つ1つIPを調べてブロックとなるととても大変ですが、
このツールを使えば面倒なことをしなくても一発でブロックできます。
もし国ごとアクセス制限をかける必要があるならこの方法がオススメ
ここままで紹介した方法は .htaccess が編集できるならどの環境でも通用します。
なので悪質なスパムや記事のパクリを防ぎたいなら、IPブロックも1つの手です。
ちなみに記事のパクリ対策については次記事もどうぞ ↓↓
関連記事 : ブログ記事のパクリを防ぐのに超効果的な4つの対策
以上、特定の国や人にアクセス制限をかける手順についてでした。
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]]>The post wwwのありなしをWordPressで統一する方法【URL正規化】 first appeared on Fukuro Press.
]]>ブログにアクセスが来たとき・・・
この両方が存在していると、重複ページが2つあるとみなされてしまいます。
そうなるとSEO的にあまりよくないので、
「URLの正規化」のために アリナシ統一した方がいいです。(というか必須)
この統一方法は検索すればいくらでもやり方が出てきますが、
WordPressだと 上手くいかないケースもあるかもしれません。
そこで WordPressでURLのwwwのありなしの統一方法 をまとめました!
ここは知っている人は飛ばしてOK。
ここでいう www というのは、次みたいにドメイン名の前につく文字列のことです。
https://www.fukuro-press.com
この例のようにドメイン名( 例 : fukuro-press.com )の前についているもの。
ホスト名と呼ばれ、一般的には「www」がよく使われていますね。
つまり "wwwありなしが統一されてない" とは、
この www の「ある状態」と「ない状態」の2つを指しているんです。
https://www.fukuro-press.com/ https://fukuro-press.com/
2つはどちらも同じページを表していて、
どちらのURLからでも同じ場所にアクセスすることができてしまいます。
このように異なるURLから同じページにアクセスできてしまう・・・
この状態が「wwwのありなしが統一されていない」ってことです。
ではwwwありなしが統一されてないのは何が問題なのか、という話
別に「アクセスできるなら別にいいじゃん!」と思ってる人も多いです。
でも、その理由はちゃんとあって次の3つ。
ではこの3つの理由について次で詳しく説明していきます。
1つめはページ評価が分散して悪影響があるから。
なぜ評価が分散するかというと、GoogleはページをURLで判別してるからです。
例えば同じページで次の2つのURLがあるとしましょう。
https://www.example.com/example-page/ https://example.com/example-page/
この2つはページを開いて見れば全く同じ内容だと分かりますが、
Googleは「URLが違うからこれは全く別のページに違いない!」と判断します。
人間が見れば同じページだと分かっても、検索エンジンが判断ができると限りません。
つまりURLが統一されていないと、
「同じページが2つある = 重複ページがある」とみなされ評価が分散するわけです。
どれだけ面白くて有益な記事でも、半分の評価しかもらえません。
外部からの被リンクがSEO的な効果を持つと聞いたことはありませんか?
www統一してないと、その被リンク効果が薄れます。
実際このブログも他ブログから被リンクをいただいてますが、
たしかに被リンクはアクセス数を底上げしたり、SEOに効果があります。
実際に、ブログが被リンクを受けた場合を考えてみてください。
もしその時、wwwのありとなしの両方で被リンクをもらっていたら?
先ほど書いたように検索エンジンはURLでページを判断するので、
異なるページが被リンクを受けていると判断して被リンク効果が薄まる訳です。
つまりURLが統一されていないと、
被リンクを受けてもSEO的に評価が分散してしまうというデメリットもあるのです。
ただしwwwありなしの両方で被リンクを受けていたとしても、
URLをリダイレクトで統一すれば正しく評価されるようになります。
このリダイレクト設定は、記事の最後で紹介するので最後までお読みください。
最後はGoogleから重複コンテンツとみなされる恐れがあるから。
別に悪意が無くても、Googleにはそう思われてしまいます。
たとえ事情があったとして、Googleはそんなこと気にしてないです。
そして重複コンテンツがあまりにも多いと、次のような問題も起こります。
悪意を持って重複コンテンツを作ったわけではないのに、
URLの統一をしていないばっかりにこのような不利益を被ってしまいます。
こうならないためにもURLのwwwありなしの統一は必要なのです。
それではURLを正規化する方法について紹介します。
その手順は次の通り
この3つの設定手順について順番に説明していきます。
まずは自分のブログやサイトのサーバーの一番上のフォルダ(ルートディレクトリ)にある「.htaccess」という名前のファイルを開きましょう。
FTPソフトやレンタルサーバーのファイルマネージャーを使って一番上のフォルダにアクセスすれば次の画像のように目的のファイルが見つかるはずです。
ただし .htaccess は一番上のフォルダ以外の場所にもあるのでそれ以外のファイルを開かないよう注意です。
そして編集する前は必ず .htaccess のバックアップを必ず取ってください。
このファイルはブログのアクセス設定が書かれたとても重要なファイルなので間違った記述をすると最悪ブログが開けなくなる恐れがあります。
そのような場合にすぐに復旧できるように名前の前にアンダーバー(_)をつけて「_.htaccess」のような .htacess のコピーファイルを作っておきましょう。
では次に .htaccess 内に設定を記述してwwwありなしを統一してみましょう。
URLを統一する方法は次の2通り
これはどちらの方がSEO的に有利とかそういうことは一切ありません。
もし今までwwwなし(あるいはその逆)の方を日常的に使ってきたならそちらの方に統一すれば問題ないです。
ではこの2つのやり方をそれぞれ紹介していきます。
wwwなしで統一する場合の .htaccess への記述する内容は次の通りです。
# wwwなしに統一
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.(.*)$
RewriteRule ^(.*)$ https://%1/$1 [R=301,L]
</IfModule>
この内容はドメイン名に合わせて変更などする必要は一切ありません。
そのままコピペでOKです。
ただし1つ注意点として・・・
必ず次のWordPressリダイレクト設定が書かれている場所の上に追加してください。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
WordPressを使っているなら「# BEGIN WordPress」~「# END WordPress」までの箇所が必ずあると思います。必ずこの上に追加してください。
つまり次の画像のようにすればいいということです。(オレンジ色の枠で囲った部分が追加した記述)
もしWordPress設定より下の方に記述してしまうと正しくリダイレクトされないので注意しましょう。
wwwありで統一したい場合は .htaccess に次のような内容を追加します。
# wwwありに統一
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} !^www\.
RewriteRule ^(.*)$ https://www.%{HTTP_HOST}/$1 [R=301,L]
</IfModule>
この内容をこのままコピペして貼り付ければOKです。
ただしこちらもwwwなし設定と同じように必ずWordPress設定(「# BEGIN WordPress」~「# END WordPress」までの部分)の上に記述するようにしてください。
それより下に記述してしまうことがないように注意しましょう。
では最後にURLが統一されたかどうかブラウザのアドレスバーから確認してみましょう。
確認の仕方は次の通り
もしwwwなしの方で統一する設定にしたならまずアドレスバーにwww付きのページへのURLを入力します。(ここではトップページ)
そしてそのページにアクセスしてみてURLが次のようにwwwなしになれば成功です。
もしwwwありに統一したならこの方法と逆のことを試してみてください。
統一した方にリダイレクトされればURLの正規化は上手くいっています。
wwwありなしは .htaccess に数行のリダイレクトの記述を追加すればいいだけなので設定自体はそれほど難しくありません。
ただしWordPressを使っている場合は独自の記述があるので、WordPress設定より必ず上にリダイレクト設定の記述を書くようにしましょう。
また .htaccess は大事なファイルなのでバックアップを取ることも忘れないでくださいね。
以上、WordPressでURLのwwwありなしの統一をする方法を紹介しました。
The post wwwのありなしをWordPressで統一する方法【URL正規化】 first appeared on Fukuro Press.
]]>The post WordPressのアップロード上限を増やす3つの方法 first appeared on Fukuro Press.
]]>
WordPressで1MBを超えるサイズが大きい画像や音声・動画ファイルをアップロードすると失敗したことはありません?
それはWordPressではアップロードできるファイルサイズに上限があるからです。
上限のせいで失敗するというならその上限を増やせばいいだけですが、その設定はWordPress側ではなくそれをインストールしているレンタルサーバーで変更する必要があります。
設定方法もそれほど難しくないので、ここではそのアップロード上限を変更する3つの方法について紹介します。
普段サイズの小さい画像しかアップロードしないならアップロード上限について気にすることはあまりないと思います。
しかしメディアライブラリで画像をアップロードするとき、よく見ると次の画像のように「最大アップロードサイズ」で上限が表示されているはずです。
上の画像の例(さくらレンタルサーバーを使用)では最大アップロードサイズが2MB(メガバイト)なので2MBを超えるファイルはアップロードできないということになります。
画像だったら2MB超えるということは中々ないですけど音声や動画ファイルなら圧縮していても数十MB~数百MBになることもあるので厳しい制限ですよね。
ではこの上限はどこで定められているかというとWordPress側ではなく、サーバー側のPHP設定で定められています。
WordPressはPHPというプログラミング言語で作られていて、そのPHPプログラムの全体的な動作や環境を設定するためのファイルが「php.ini」です。そのファイルで設定できる項目にアップロード上限が含まれています。
php.iniでアップロード上限を定めているのは「upload_max_filesize」という1ファイル当たりの最大アップロードサイズを定める設定項目です。
この項目を例えば次のように変更すれば上限を増やせます。
upload_max_filesize = 20M
サイズは単位付きで指定します。20Mの「M」はメガバイトを表していて、単位を「G」にすることで上限をギガバイトにすることも可能です。
ただしphp.iniであまりにも大きなサイズ、例えば次のように
upload_max_filesize = 10G
としてもアップロード上限は10GBにはなりません。
なぜならWebサーバーソフトとして使われるapacheの設定に「LimitRequestBody」という項目があってその上限( = 2GB)を超えたアップロードはできないようになっているからです。
つまりどんなに上限を大きくしたとしてもアップロードできる最大サイズは2GBで頭打ちということです。
またサーバーのメモリにも上限は依存しているのでもしメモリが1GBしかないサーバーなら上限は2GBどころか1GBになってしまいます。
php.iniで設定した上限が必ず設定されるわけではないことに注意が必要ですね。
ではアップロード上限の変更のやり方が分かったところで具体的にその設定を変更する方法について紹介していきます。
上限を増やす方法は次の3つです。
この3つについて順にやり方を説明します。
まず今使っているレンタルサーバーで「php.ini」が変更できる設定項目がないか確認してみましょう。
例えばさくらインターネットのレンタルサーバーの場合、コントロールパネルにログインすると左のメニューに「PHP設定の編集」という項目があります。
この項目を開くと次のようにphp.iniをコントロールパネル上から設定する画面が表示されます。
この画面のテキストエリアに先ほど説明した「upload_max_filesize」の設定を追加して「保存する」ボタンを押せば変更が反映されます。
もしサーバー側でこのような設定項目が用意されているならそちらを使った方が楽です。
もしレンタルサーバー側に設定項目が見つからなかったなら自分でphp.iniを開いて設定項目を追加する必要があります。
php.iniはサーバーによって設置されている場所が違います。
なのでどこにあるかは各レンタルサーバーのQ&Aで「php.ini」で検索するか直接サポートに問い合わせしてみるのが良いと思います。
そしてphp.iniの場所が分かったらFTPソフトなどでファイルを開いて
upload_max_filesize = 20M
を追加して保存してアップロードしなおせば変更が反映されるはずです。
ーーサーバーのQ&Aを見てもサポートに聞いてもphp.iniの場所が分からない・・・
そういう場合はphp.iniの変更が許可されていない可能性があります。
それならphp.iniを編集する代わりに「.htaccess」というファイルで上限を設定しましょう。
その手順ですが、まずFTPソフトやサーバーのファイルマネージャーなどでルートフォルダ(一番上のフォルダ)にある「.htaccess」という名前のファイルを探してください。
ファイルが見つかったらエディタで開いて次の内容を最後に追加します。
#1ファイル当たりの最大アップロードサイズ
php_value upload_max_filesize 20M
内容を追加して保存してアップロードすればphp.iniで最大アップロードサイズを指定したのと同じ効果が得られます。
もしどうしてもphp.iniが見つからないという場合はこの方法を試してみてください。
今まで紹介した次の3つの方法
これらが全て上手くいかない場合は手の打ちようがありません。
レンタルサーバー側でできないと決まっていることはどうやっても変えることはできないので、サーバー移行なども考えた方がいいかもしれません。
特に無料レンタルサーバーは制限がかなり多いのでそれで苦労するくらいなら最初から有料のサーバーを契約した方が初期費用は掛かっても後々楽です。
どのサーバーが良いか分からないという場合は次のような2つのサービスが機能もサポートも充実していて信頼できるのでおススメです。
他にもレンタルサーバはありますが、コスパが良くて困った時に情報が得られやすいのがこの2つです。
さくらもwpXも両方お試し期間があるので今まで無料サーバーを使っていたなら試してみてください。無料と違って制限も全くないですし、性能も段違いです。
詳しくは次の記事でそれぞれのサーバーの特徴やメリットなどを紹介してあります。
特にWordPressで高速動作させたい場合はwpxレンタルサーバーの方がかなり高スペックなので本格的にブログ・サイト運営するのに向いているでしょう。
私は少なくとも無料レンタルサーバーを使うのだけは絶対やめるべき、だと思っています。
「無料レンタルサーバー」と聞くとなんでもただで使えると思う人もいるでしょう。ですが無料の代わりにPHPの設定すら変えられないレンタルサーバーもあるので安易にタダだからと飛びつかない方が賢明です。
普通に文字と画像だけのブログを運営しているならアップロード上限に困るということはほとんどないです。
しかしメディアが中心のサイト(動画サイトなど)ではアップロード上限が2MBだととても足りないのでphp.iniの設定を変更する必要があるかもしれません。
ただしサーバーの設定やメモリの上限によっては必ずphp.iniで設定した上限になるとは限らないのでそこは注意が必要な所です。
以上ここではWordPressのアップロード上限を変更する方法についていくつか紹介しました。
The post WordPressのアップロード上限を増やす3つの方法 first appeared on Fukuro Press.
]]>The post gzip圧縮を有効にしてサイト表示速度を速める手順 first appeared on Fukuro Press.
]]>Googleは2012年にサイトの表示速度は検索順位に影響を与えると発表しています。
もちろんこれは数ある評価基準の1つでしかないですがサイトの表示速度が速いに越したことはありません。
サイトの表示速度を速めるテクニックは様々ですが、GoogleのPageSpeed Insightsなどで最適化案として提案されているのがページのコンテンツを圧縮して配信することです。
そこでここではgzip圧縮を有効にしてWordPressの表示速度を速める方法について紹介します。導入手順も簡単なので表示が遅くて困っているなら是非試してみてください。
もちろんWordPressだけでなくそれ以外を使っているブログやサイトでも設定可能です。
まずgzip圧縮について説明します。飛ばしてもOK。
よくzipが圧縮ファイルで使われますが gzipもこの圧縮形式の1つ です。
gzipは「GNU zip」の略で、名前にzipが含まれていますが元々はUNIXというOSで独自に作られた圧縮プログラムです。採用している圧縮アルゴリズムが「Deflate」という以外は特に共通点はありません。
・・・少し話が脱線しましたが、このgzip圧縮は次の特徴があります。
このように圧縮率が高い上に処理速度も高速。
使い勝手が良いから様々な用途で利用されています。
その用途の1つがサーバーとブラウザ間でのデータ通信にgzipを使うことです。
サーバーからブラウザにデータを送信する場合、圧縮なしだと元のデータを全て送らなくてはならないので通信に時間がかかってしまいますがgzipを使うことで次のようなメリットがあります。
これだけのメリットがあるので、gzip圧縮を有効にしないと損ですね。
導入方法も次に紹介するようにとても簡単です。
gzip圧縮を有効にする手順は次の2つ
この2つについて次で順にやり方を説明していきます。
まず初めは「.htaccess」という設定ファイルにサーバーでgzip圧縮を有効にするための記述を追加します。
ただしこれはサーバー設定のためにとても重要なファイルなので 必ず .htaccess のバックアップを取ったうえで慎重に編集作業 を行ってください。
ではバックアップを取ったらFTPソフトなどでサーバーにアクセスし、ルートディレクトリ(一番上のフォルダ)の中にある「.htaccess」というファイルを開きましょう。
そして開いたファイルの最後に次の記述を追加します。
# Gzip圧縮の設定
<IfModule mod_deflate.c>
SetOutputFilter DEFLATE
# 画像は再圧縮しない
SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:gif|jpe?g|png|ico)$ no-gzip dont-vary
Header append Vary Accept-Encoding env=!dont-vary
# 各MIME Typeを圧縮対象にする
AddOutputFilterByType DEFLATE text/html
AddOutputFilterByType DEFLATE text/css
AddOutputFilterByType DEFLATE application/xml
AddOutputFilterByType DEFLATE application/xhtml+xml
AddOutputFilterByType DEFLATE application/rss+xml
AddOutputFilterByType DEFLATE application/atom_xml
AddOutputFilterByType DEFLATE application/javascript
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-javascript
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-httpd-php
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-font-ttf
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-font-woff
AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-font-opentype
AddOutputFilterByType DEFLATE application/vnd.ms-fontobject
</IfModule>
この内容を記述してファイルを保存してください。
またレンタルサーバーによってはFTPソフトを使わなくても管理画面から直接編集できることもあります。
例えばさくらのレンタルサーバの場合は次のようにコントロールパネルから「ファイルマネージャー」を開くことでブラウザ上で.htaccessの編集が可能です。
もしレンタルサーバーでファイルマネージャーが使えるならそちらの方が編集が楽なのでそのような機能が使えないかどうか確認してみてください。
これで.htaccessでのgzip圧縮の設定は完了です。
次にWordPressを動かすプログラミング言語であるPHPの設定を行うファイル「php.ini」にPHPでの出力をgzip圧縮にするための設定を追加します。
ちなみに php.ini も重要なファイルなので必ずバックアップを取ってから慎重に編集作業を行うことを強くおすすめします。
php.iniの場所は各レンタルサーバーで違うのでヘルプやQ&Aで「php.ini」というキーワードで検索すれば編集方法が見つかるはずです。
ではphp.iniの編集方法を調べて分かったら各レンタルサーバーでの編集画面を開いて次の1行を追加しましょう。
zlib.output_compression = On
この1行を追加したらファイルを保存してください。
WordPressなどではPHPを使って動的にHTMLページが生成されますが、この設定をしておくだけでPHPでの出力時にHTMLページが圧縮されるようになります。
以上がPHP出力をgzip圧縮にする方法です。
ページの表示速度をスコア化してくれるサービスには「PageSpeed Insghts」と「GTMetrix」があります。
この2つのサービスを使ってこのサイトでのgzip圧縮設定前と後のスコアを比べると次のような結果が出ました。
まずGoogleの「PageSpeed Insights」での設定前後のスコア変化を紹介します
まず次が設定前のPCとモバイルでのそれぞれのスコアです。
スコアはPCでは58、スマホなどのモバイルでは64となっています。PCのスコアが58とかなり致命的です。
そして次が設定後のPCとモバイルでのそれぞれのスコアです。
スコアはPCでは 58 ⇒ 80 とスコアが22ポイント上昇し、モバイルでは 64 ⇒ 66 とスコアが2ポイント上昇しています。
モバイルではそれほど効果がなかったですが、PCではなんと22ポイントもスコアが改善されているのでかなりの効果があったようです。
次は「GTMetrix」での表示速度のスコアの結果です。
gzip設定前はこのサイトのあるページの評価は次のようになっていました。
「PageSpped Score」はEランクで58%というスコアが出ています。
そして次が設定後の評価です。
「PageSpeed Score」がEランクからCランクに変わり、スコアも77%にまで改善しました。
PageSpeed InsightsでもGMetrixでも大幅な表示速度改善が見られたのでgzip圧縮の設定はかなり表示速度の改善に効果があるようです。
gzip圧縮を有効にするだけでも表示速度の改善には効果があります。
ですが、もしあなたが次のように考えている場合・・・
「もっとWordPressの表示速度を速めて爆速にしたい」
「読者に途中離脱されないアクセス数の多いブログを作りたい」
もしこう考えているなら "やれること" はまだ他にもあります。
まず重要なのはレンタルサーバー選び
私自身の経験から言えば無料のレンタルサーバーは使わない方がいいです。無料な分だけ色々な制限(処理速度や容量の少なさ)がついてしまうので・・・
私の体験談 : ブログを無料サーバーで運営するリスクを痛感した怖い話
上記事みたいな気持ち悪い体験をしたくないなら、WordPressに特化した有料サーバーを選ぶのがベストです。
手軽にWPブログを始めたいなら さくらサーバー または ロリポップ 、
スペック重視なら wpXサーバー または エックスサーバー が最適ですね。
そこは自分の運営する or 運営したいブログの規模に合わせて選びましょう。
ちなみに・・・
今すぐブログを始めたい方には ロリポップ が一番最適
その理由はブログを始めるまでの速さにあります。どれくらい速いかというとサーバー契約して即日(その日の内)に記事を書き始められるくらい
詳しい手順は "1日できるWPブログ講座" でまとめたので、気になる方はどうぞ
本当に1日どころか数時間もあれば、WordPressのインストールから記事を書き始めるまでの準備が全てできます。
ブログを今すぐ初めて1日でも早く成果を出したい人に打って付けです。
そして次に重要なのがWordPress自体の高速化
もっともっと表示速度を爆速にしたいなら、次の最適化策も試してみましょう。
これらの詳しいやり方は次の記事でまとめたので是非ご覧ください。
設定方法も手順通りにやれば全く難しくありません。
以上、gzip圧縮を有効にしてサイト表示速度を速める方法でした。
gzip圧縮の設定をするとしないとでは PageSpeed Insights のスコアだけでなく、実際のサイト表示速度にかなり大きな差が出てくると思います。
表示速度の遅さに悩んでいるなら、この設定をするだけでも効果があるはずです。
The post gzip圧縮を有効にしてサイト表示速度を速める手順 first appeared on Fukuro Press.
]]>The post ブラウザキャッシュを有効にしてサイト表示速度を速める first appeared on Fukuro Press.
]]>ページの表示速度の高速化はサイトを訪れた読者の離脱率を下げてユーザーエクスペリエンス(UX)を高めるために欠かせません。
またサイトの表示速度を速めることでサーバーの負担減になるので大量のアクセスがあった場合にサーバーの負担を減らしページが表示されないというトラブルも回避しやすくなります。
サイトを高速表示させる方法は色々考えられていますがその中の方法の1つが「ブラウザのキャッシュを活用すること」です。
ここではサイト内で使われているファイルをブラウザにキャッシュを利用して表示速度を速める方法について解説します。
キャッシュと言っていますが現金を表す「cash」ではなくブラウザの場合は隠し場所を表す「cache」を指しています。
このキャッシュ(cache)を一言でいうと特定のサイトで使用されているファイルや情報をブラウザ側で保存して次回アクセス時に高速表示させるための機能のことです。
ブラウザ側で保存されるキャッシュファイルには主に次の種類があります。
これらのファイルがページのアクセス時にキャッシュされます。
このブラウザのキャッシュを利用しない場合、次のようにサイトのアクセス時に毎回ブラウザはサーバーまで必要なファイルを全て取りに行かなくてはならず時間がかかります。
一方ブラウザのキャッシュを利用した場合は次のように画像やCSS・JSファイルは既にキャッシュ済みでサーバーへのアクセスは最低限で済ませることができるのでサイト表示速度の高速化につながります。
これがブラウザのキャッシュの仕組みです。
画像やCSS・JSファイルは更新がなければ毎回サーバーにアクセスして取りに行くのは時間の無駄でしかありません。
ただしこのキャッシュファイルには有効期限があってその期限が過ぎると自動的に破棄されてまたサーバーからファイルを取りに行かなくてはならなくなります。
そこでそのキャッシュの有効期限を長くして最大限に活用しようというのが次に紹介するキャッシュの設定方法です。
では次にブラウザで自分のサイトで使っているファイルのキャッシュの仕方を設定する方法について紹介します。
キャッシュの設定を行うのに必要なのはサーバー側にある「.htaccess」というファイルです。
このファイル内にキャッシュ設定の記述をすることでどの種類のファイルに対してキャッシュの有効期限をどのくらいにするかということを設定することができます。
ただしサイトを構成する重要なファイルなので編集する前に必ずバックアップをとっておき、慎重に作業してください。
ではバックアップが完了したらFTPソフトなどでサーバーにアクセスしてルートディレクトリにある「.htaccess」を開いてください。そこに追加する内容は次の通りです。
# ブラウザキャッシュの設定
<IfModule mod_expires.c>
ExpiresActive On
# 各ファイルごとのキャッシュを MIME Type から設定
ExpiresByType text/html "access plus 1 seconds"
ExpiresByType text/css "access plus 1 months"
ExpiresByType text/js "access plus 1 months"
ExpiresByType text/javascript "access plus 1 months"
ExpiresByType image/gif "access plus 1 months"
ExpiresByType image/jpeg "access plus 1 months"
ExpiresByType image/png "access plus 1 months"
ExpiresByType image/svg+xml "access plus 1 months"
ExpiresByType application/pdf "access plus 1 months"
ExpiresByType application/javascript "access plus 1 months"
ExpiresByType application/x-javascript "access plus 1 months"
ExpiresByType application/x-shockwave-flash "access plus 1 months"
# フォントのキャッシュ設定
ExpiresByType application/x-font-ttf "access plus 1 year"
ExpiresByType application/x-font-woff "access plus 1 year"
ExpiresByType application/x-font-opentype "access plus 1 year"
ExpiresByType application/vnd.ms-fontobject "access plus 1 year"
</IfModule>
この内容を追加してファイルを保存してください。
またFTPソフトを起動しなくてもレンタルサーバーによってはコントロールパネル上から直接編集できるサービスもあります。
例えばさくらのレンタルサーバの場合は次のようにコントロールパネルからファイルマネージャーを使うと次のようにブラウザ上で直接編集可能です。
レンタルサーバーによってはこのようなサービスが利用できることがあるので使える場合はそれを使った方が楽かもしれません。
上で紹介した.htaccessに追加した記述の中では次のような構文でキャッシュの有効期限を設定しています。
ExpiresByType [MIME Type] "access plus [有効期限]"
上の構文で[MIME Type]には「text/html」や「text/css」、「text/js」などのファイルの種類を表すためのMIME Typeと呼ばれる標準的な名前を指定します。
そして次に[有効期限]には「1 months」などの期間を記述します。期間には「months」の他に「years」「weeks」「days」「hours」「minutes」「seconds」などが使用可能です。
例えば.htaccess上の次の記述の場合、PNG形式の画像ファイルの有効期限を1ヵ月に設定するという命令になります。
ExpiresByType image/png "access plus 1 months"
ここではHTMLとフォント以外の有効期限を1か月にしていますが、画像やCSS・JSファイルの更新頻度が低いならそれ以上の有効期限を設定しても問題ありません。
ページの表示速度をスコア化してくれるサービスの「PageSpeed Insghts」と「GTMetrix」でキャッシュ設定前と後のスコアを比べると次のような結果が出ました。
まず最初はGoogleの「PageSpeed Insights」でのスコアの変化を紹介します。
次の画像がこのサイトのあるページでのキャッシュ設定前のPCとモバイルでのそれぞれのスコアです。
パソコンではスコアは66、スマホなどのモバイルでは57とかなり致命的なスコアが出ていました。
そして次がキャッシュ設定後のPCとモバイルでのスコアです。
パソコンでは 66 ⇒ 78 で14ポイント、モバイルでは 57 ⇒ 62 で5ポイントもスコアが大幅に改善したという結果になりました。
次は「GTMetrix」での表示速度のスコアの結果です。
まずこのサイトのあるページでのキャッシュ設定前のスコアは次の通りです。
「PageSpeed Score」はDランクで65%という評価が出ていました。
そしてキャッシュ設定後のスコアは次の画像の通りです。
「PageSpeed Score」がCランクで77%という評価に改善されています。
このようにPageSpeed InsightでもGTMetrixでもかなり大幅なスコア改善が見られたのでキャッシュ設定は表示速度の改善にかなり効果があるようです。
ここまでで紹介したようにブラウザキャッシュの有効期限の設定はかなり効果があります。
しかしさらにWordPressの表示速度を速めるなら次の方法も効果ありです。
これらの詳しいやり方・設定手順については次の記事でまとめて紹介してあります。
設定も手順通りにやれば全く難しくなく簡単に誰でもできることばかりなので是非試してみてください。
ここで紹介した.htaccessにキャッシュ設定をする方法はただキャッシュの有効期限を設定する記述を書けばいいだけなので導入もとても簡単です。
少しでもサイト表示速度は速い方がいいので.htaccessの編集ができるならまず初めに設定しておいた方がいいと思います。
以上ここではサイト内で使われているファイルをブラウザにキャッシュを利用して表示速度を高める方法について解説しました。時間もかからずすぐにできることなので是非試してみてください。
The post ブラウザキャッシュを有効にしてサイト表示速度を速める first appeared on Fukuro Press.
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